ミュージシャン
岡林さんの作品は初期の頃のライブアルバム「岡林信康自作自演コンサート 狂い咲き」というアナログLP3枚組だけ持ってます。
なので、あまり良く聴いてきた訳ではありませんが、機会があれば是非とも見たいアーティストだったので今回、行って来ました。
今回のコンサートは3部構成になっていまして、1部はロック編。
メンバーは岡林さんがアコースティックギターとハーモニカ。他のメンバーはエレキベースとエレキギターの三人編成でした。(しょっぱなから会場で多分、僕ひとりビックリ驚いたことがありましたが、後で・・)
演奏自体はギンギンのロックという訳ではなくて、聞きやすい感じで(エレキを使っているから違いますが)どちらかと言えばイメージ的にはアコースティックな印象を受けました。
1部の後半から岡林さんの手がつってしまい、途中でギターが思うように弾けないというアクシデントがあったものの、何とか終了。
15分ほど休憩後、2部へ。
2部は弾き語り編(フォーク編)。
でも、つってしまった手がなかなか治らないようでした。
弾き語り編で、岡林さんが5曲目くらいまでは完全に自分ひとりでギターを弾く予定だったようで苦労してました。
それでも途中からはサポートのミュージシャンも入り、いい感じでした。
岡林さんは歌が、歌唱力が素晴しいですね。それに声もいいと思います。
初期のライブアルバムを聞くと、曲は本当に思った事や実際にあった事をそのまんま歌にした感じで、そこがおもしろし僕は好きですが、現在のような成熟された演奏のテクニックや歌唱力も圧倒的に素晴しいと思います。
休憩後は3部です。3部はエンヤトット編。
1部のMCで岡林さんから説明があり、長年音楽をやってきて、このエンヤトットのリズムを取り入れて自分が納得出来る、自信が持てる、自分の音楽がやっと出来た、みたいな事を言ってましたし、僕自身も興味ありました。
岡林さんの音楽に対する姿勢も好きです。
これだけの音楽を作っているのだし、もっと多くの人に聞いて欲しい。
でも世間からは正直、思ったほどの評価はされていない。
けど、それはそれ。
自分の思っている考えている音楽が、しっかり出来るかどうかが大事だと思うし、そのために頑張っているアーティスト。
だからだと思うけど、一方で確かに60~70年代の”懐かしい、あの頃”的な雰囲気も多少はあるけど(悪いとは思わない)、一方で現役のアーティストである事をとても感じる。
40年かかって出来たばかりの音楽を今、プレイしている。
新しい音楽に挑戦しているのだから、ある意味、若いミュージシャンと同じだと思う。
岡林さんと言えば”フォークの神様”と言われる人だけど、6社ほどのレコード会社からCDを出していたけど全部、廃盤になったとか。
それが最近になって今までの作品33枚のCD(実際には2枚組とかもあるはず)全部が復刻というかたちで発売される事になったようです。
それとライブ中のMCで印象に残ったのは、岡林さんの歌は、岡林さん自身が一番のリスナー(理解者)とは限らないという事。
世の中には感受性が物凄く強い人や様々な境遇の人もいて、その人たちが岡林さんの歌を聞くと、岡林さんが思っている以上のメッセージを感じとったり、岡林さんも思わないような聞かれ方をする人もいるそうです。
で、エンヤトット編はおもしろかったです。
ボブ・マーリーのある曲を聞いていた時、この曲は西洋のポピュラーミュージックというより日本の(エンヤートットなど)お祭りの音楽に近いのではないか、と思った事があったし、現地でのレゲエの受けとめ方などは、意外と土着的(?)なのかな、などと思った事もあったのでエンヤトットっておもしろい試みだと思っていました。
それにフォークソングって直訳すると民謡じゃなかったけ。
西洋のコピーではなく日本的なリズムに依拠したポピュラーミュージックというのか(?)。
後、関係ないけどハロプロも音楽は西洋のポップスかもしれないけど、あの応援のノリは日本のお祭り的だよね。
本コンサートは客席は基本的に着席でしたが、アンコールの最後で岡林さんの音頭で1階はみんな立ち上がりエンヤトットのノリで盛り上がりました。
会場いたお客さんは若い人もいましたが、団塊の世代の人もいたようで、私(40代)より上の年代の人も多かったみたい。(最近、自分より年上の人が多いコンサートってあまりなかった。)
最初の予定は17;00開演で1時間×3部+30分休憩=20:30終了予定でしたが、実際の終了はほとんど21:00になっていましたす。
とても4時間とは思えないほど、あっと言う間コンサートでした。
(岡林信康コンサート2009/6/27九段会館~感想レポ~)p>
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